履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)
特になし
授業科目の到達目標
過去の実例を学び、イノベーションとは何か?について学ぶこと。
イノベーションとマーケティングの関係について、理論的な背景も含めて考え方の基礎を理解すること。
イノベーション創成に関して、学生が自分なりの考え方を持つこと。
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連
工学部イノベーション科目(D6群)
工学部ディプロマポリシー、(4)修得した知識に基づき複雑な課題に柔軟に対応して解決する実践的能力、に関連した科目である。
授業キーワード
イノベーション、マーケティング、技術革新、SWOT分析、3C分析、新事業創出、価値の創造
授業の内容
技術系人材はこれからの時代において、イノベーションとマーケティングについての基礎的理解が必要とされる。企業内や起業におけるイノベーション創出と、必要とされるマーケティングの一式についての基礎的な理解を進め、一生活用できるビジネススキルと理解を身につけることを目的とする。
講義の進め方としては、座学+簡単なワークにより行い、適宜、企業人の招へいを行う。
授業の方法
原則、zoomを使ったリアルタイム方式で実施します。zoomへの接続に必要なIDとpassswordは、webclassに掲載します。
授業展開(スケジュール)
第1回:4/15 ガイダンス 黒川、IPAC長井先生
第2回:4/22 元ventureキャピタリストが教えるマーケティング理解(企画、評価手段) 東條昌文 先生
講義内容:サービスの企画と目利き
第3回:5/6 マーケティング理解促進(企画手段) 長井裕樹 先生
講義内容:SWOT分析、3C分析の手法で、就職活動などにおける自身の強み弱みを整理し、実践する
第4回:5/13 マーケティング(広報宣伝) 長井裕樹 先生
講義内容:4P分析、演習(TECH OFFER立上げの紹介)
第5回:5/20 特許調査を用いた技術マーケティング 楠浦崇央 先生
第6回:5/27 デザインについて 石坂昌也 先生
第7回:6/3 B2Bにおける販売戦略とセールスマーケティング 柳澤大介 先生
第8回:6/10 広報の4つの効果とデジタルマーケティングについて 川上敬太郎 先生
第9回:6/17 新規事業創出に関するレクチャー 山本伸 先生
講義内容:ビジネスモデルキャンパス
第10回:6/24 新規事業創出に関するレクチャー 山本伸 先生
講義内容:ビジネスモデルキャンパス、イノベーションの迷路の抜け方(エッセンス)
第11回:7/1 茂木一男 先生
自身の研究テーマについての技術調査、マーケティングをやってみる内容や、マーケティング演習、企業のマーケティングの取り組み事例の紹介等
第12回:7/8 スマートロック「RemoteLOCK」のマーケティング事例 川村晃一郎 先生
ビジネスのためのスマートロック「RemoteLOCK」のマーケティング戦略を現場事例を交えてご紹介いたします
第13回:7/15 マーケティング講義 振返り 筒井香織 先生
グループディスカッションにより、これまでの講義で印象に残ったことや知識、学びを振り返ります。
後半では、事業計画作成のワークを行います。
第14回:7/22 イノベーションとマーケティング理論的背景1(黒澤先生)【オンデマンド講義】
第15回:7/29 イノベーションとマーケティング理論的背景2(黒澤先生)【オンデマンド講義】
第16回:レポート作成
成績評価の方法と観点
主に期末レポートにより判定する。しかし、授業中の課題、アンケートへの参加状況なども考慮する可能性があります。
成績評価基準
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、特に秀でている」=GP:4
「到達目標を超えている」=GP:3
「到達目標に十分達している」=GP:2
「到達目標に最低限達している」=GP:1
「到達目標に達していない」=GP:0。
なおGPが1.5、2.5、3.5と評価されることもある。
学生へのメッセージ
起業して活躍しておられる方々を講師としてお招きして、起業、イノベーション、マーケティングについて、お話しいただきます。講師の先生方は実社会で活躍しておられる方々ですので、貴重なお話が聞けると思います。また、最近では、企業内起業という言葉も良く聞かれるようになり、企業に就職しても起業マインドはますます重要となるでしょう。
その他・備考
原則として、zoomを使ったリアルタイム方式で実施します。2限に対面授業がある学生さんは、大学内でオンライン授業を受けられるように1-301室を用意しています。