授業科目名 細胞分子生理学
英語授業科目名 Molecular and Stress Physiology
科目ナンバリング
講義番号 D10130 担当教員[ローマ字表記] 仲本 準 [Nakamoto,Hitoshi]
科目区分 理工学研究科博士後期課程理工学 開講学部 理工学研究科博士後期課程
単位数 2 必修・指定選択・選択の別
開講学期(期別) 第1・2 曜日時限 月2
教室 理工研-各研究室 対象年次
初年次教育科目

クラス指定

なし

他との関連(関連項目)

分子細胞学特論2
基礎分子生物学7

履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)

生化学、分子生物学の基礎的知識が必要

テーマ・副題

細胞のストレス応答と分子シャペロン

授業科目の到達目標

細胞のストレス応答の分子機構と、分子シャペロンの構造と機能を理解する。

授業キーワード

ストレス、熱ショックタンパク質、分子シャペロン、フォ―ルディング、タンパク質恒常性(proteostasis)、ジスルフィド結合

授業の内容

細胞が高温などの物理・化学的ストレスを受けると、タンパク質の高次構造は損傷を受け変性する。タンパク質が変性し機能を失うと、タンパク質の恒常性が維持できず、細胞の生存が危うくなる。ストレス防御機構の一つとして、細胞は熱ショックタンパク質などのストレスタンパク質を誘導する。熱ショックタンパク質の代表的なものが分子シャペロンで、これらはタンパク質の変性を抑制したり、変性タンパク質の再折りたたみを助けたり、タンパク質の分解を仲介する。本講義では、細胞のストレス応答の分子機構を理解するために、熱ショックタンパク質(分子シャペロン)に焦点を合せ、その発現調節、構造と機能を講義する

授業の方法・事前準備学修・事後展開学修

黒板書きに加えてパワーポイント等も使用して説明する。受講者には事前に関係論文・資料を配布するので、予習しておくこと。
各聴講生に、特定の課題に関する口頭発表を課す。研究分野の異なる学生にも理解できるように、研究の背景(序論)等を十分な時間をとって調べておき、分かりやすく要約すること。
出席を確認する。

授業展開(スケジュール)

(A)ストレス応答、ストレスタンパク質
(B)熱ショックタンパク質(分子シャペロン)の発現調節
(C)分子シャペロンの機能

成績評価方法

講義中の質疑応答、口頭発表やレポート、出席状況などを総合して成績を評価する。

成績評価基準

出席回数が講義全体の2/3未満である場合には単位を認めないので注意すること。

テキスト

なし

参考図書

永田和宏著「タンパク質の一生―生命活動の舞台裏」岩波新書

Hartl FU, Bracher A, Hayer-Hartl M.
Molecular chaperones in protein folding and proteostasis.
Nature. 475:324-332, 2011.

Nakamoto H, Vigh L.
The small heat shock proteins and their clients.
Cell Mol Life Sci. 64:294-306, 2007.

Nakamoto H, Bardwell JC.
Catalysis of disulfide bond formation and isomerization in the Escherichia coli periplasm. In: Economou T. and Dalbey, R. E., eds., Protein Export/Secretion in Bacteria, Biochim. Biophys. Acta (Molecular Cell Research Special Issue), 1694: 111-119, 2004.

学生へのメッセージ

積極的に質問をしてほしい。

その他・備考