タイトル
     2024 年度 後期  教育学部 学校教育教員養成課程 日英区分 :日本語 
  
有機化学
Organic Chemistry
  
ナンバリング 科目分野
NSE3007   教育学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  冨岡 寛顕 [Hiroaki Tomioka]
対象学生 対象年次 単位数
  2~4 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  水2 教育A211講義室
科目群 講義番号
  Y16190
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
化学、化学実験、化学演習、特別研究I、特別研究II
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
高校の化学基礎と化学の知識、高校の生物基礎と生物の知識、さらに学部講義の「化学」の知識を前提とする。履修にあたっては学部講義の「化学」を既習得科目とするので、必ず守ること。
 
テーマ・副題  
教育の対象であるヒトを構成する有機化合物の化学
 
授業科目の到達目標  
人体を始めとする生き物を構成する有機物質について理解し、ヒトの理解につなげることができる。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
理科に強い教員養成という中で我々ヒトの体を構成する有機化合物の理解を深め、ヒトの神経活動に影響を与える教育と関連付けて考えることができるようになる。
 
授業キーワード  
有機化合物、生体物質、細胞、細胞膜、脂質、タンパク質、核酸、遺伝子、膜タンパク質、イオン、膜電位、視覚、光、ロドプシン、微生物型ロドプシン、イオンチャネル、イオンポンプ、神経細胞、光遺伝学、感覚受容、細胞操作、遺伝子操作
 
授業の内容  
日常生活にあふれている有機化学的なことや有機化合物を理解するための第1歩は化学で講義したので、その知識を前提としてより発展的な内容を扱う。ヒトを始めとする生体を構成するタンパク質などの生体物質の反応や作用について学ぶ。脂質とタンパク質から成り、細胞を外界から隔てている細胞膜には、可溶性タンパク質とは異なる膜タンパク質が存在している。膜タンパク質は細胞内外に存在する分子やイオンを結合したり輸送したりする。即ち細胞が生きていくのに必要な物質の出し入れ、細胞の環境の感知などを行っている。これらについて論じ、細胞内外のイオンの出入りにより生じる膜電位について、さらに神経細胞の膜電位変化とその操作についても話す。近年盛んになってきた細胞操作に必要な道具としての膜タンパク質という観点からも話し、これらの研究の未来についても話したい。
 
授業の方法  
授業は基本的に対面で講義を行う。授業の内容はあくまでも重要な点や基本的な概念の説明のみになるので、毎回自分で参考文献(19冊上げてあります)を必ず読み理解を深め、さらに問題を解くなどして知識の定着をして下さい。
 
事前準備学修・事後展開学修  
A)[15回の授業で2単位の科目] 授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
B)[15回の授業で1単位の科目]  授業1回あたり合計1時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
C)[8回の授業で1単位の科目(新設のAL科目など)]  授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
 
授業展開(スケジュール)  
第1回 ガイダンス、注意、序論
第2回 細胞と細胞膜
第3回 脂質
第4回 膜タンパク質
第5回 細胞とイオン
第6回 膜電位と膜タンパク質
第7回 光
第8回 視覚とロドプシン
第9回 微生物型ロドプシン
第10回 イオンチャネルとイオンポンプ
第11回 神経細胞
第12回 遺伝子導入
第13回 光遺伝学
第14回 感覚受容
第15回 細胞操作とその未来

第16回 試験
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
試験により評価する。通常の授業時の課題の内容も評価に加えることもある。

 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
備考 必ず準備が必要な教科書は指定しない。基本的には授業資料を用いて進めるが時間の制約上最低限の基本しか話せないので、参考書(19冊上げてある)を必ず読んで自ら学ぶことが必要。
 
参考図書  
参考書1 ISBN 9784807909278
書名 マクマリー有機化学概説
著者名 JOHN McMURRY 著,伊東[ショウ], 児玉三明 訳, 出版社 東京化学同人 出版年 2017
備考 自習用の問題の解き方という本も有る。
参考書2 ISBN 9784807909865
書名 ミースフェルド生化学
著者名 Roger L. Miesfeld, Megan M. McEvoy [著] ; 稲田利文 [ほか] 翻訳責任 出版社 東京化学同人 出版年 2020
備考
参考書3 ISBN 9784807908387
書名 生命科学のための物理化学
著者名 Peter Atkins, Julio de Paula著 ; 稲葉章, 中川敦史訳 出版社 東京化学同人 出版年 2014
備考
参考書4 ISBN 9784758120982
書名 脳神経科学がわかる、好きになる
著者名 櫻井武執筆 出版社 羊土社 出版年 2020
備考
参考書5 ISBN 9784759820485
書名 エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学
著者名 ダニエル・L・ハートル [著] 出版社 化学同人 出版年 2021
備考
参考書6 ISBN 9784860342364
書名 コスタンゾ明解生理学
著者名 Linda S.Costanzo著 出版社 エルゼビア・ジャパン 出版年 2019
備考
参考書7 ISBN 9784895927710
書名 カンデル神経科学
著者名 Eric R. Kandel [ほか] 編 ; Sarah Mackアート・エディター 出版社 メディカル・サイエンス・インターナショナル 出版年 2014
備考
参考書8 ISBN 9784501630300
書名 ワトソン遺伝子の分子生物学
著者名 James D. Watson [ほか] 著 ; 滋賀陽子 [ほか] 訳 出版社 東京電機大学出版局 出版年 2017
備考
参考書9 ISBN 9784807909254
書名 ヴォート基礎生化学
著者名 D. Voet, J. G. Voet, C. W. Pratt著 ; 田宮信雄 [ほか] 訳 出版社 東京化学同人 出版年 2017
備考
参考書10 ISBN 9784759800258
書名 膜とイオン : 物質移動の理論と計算
著者名 花井哲也著 出版社 化学同人 出版年 1978
備考
参考書11 ISBN 9784622024071
書名 化学熱力学
著者名 I. プリゴジーヌ, R. デフェイ [著] ; 妹尾学訳 出版社 みすず書房 出版年 1966
備考 化学熱力学2分冊の1冊目
参考書12 ISBN 9784622024088
書名 化学熱力学
著者名 I. プリゴジーヌ, R. デフェイ [著] ; 妹尾学訳 出版社 みすず書房 出版年 1966
備考 化学熱力学2分冊の2冊目
参考書13 ISBN 9784774185439
書名 痛みと鎮痛の基礎知識
著者名 小山なつ著 出版社 技術評論社 出版年 2016
備考
参考書14 ISBN 9784807909292
書名 ストライヤー生化学
著者名 Jeremy M. Berg [ほか] 著 出版社 東京化学同人 出版年 2018
備考
参考書15 ISBN 9784759817263
書名 脳神経化学 : 脳はいま化学の言葉でどこまで語れるか
著者名 森泰生, 尾藤晴彦編 出版社 化学同人 出版年 2018
備考
参考書16 ISBN 9784431705680
書名 生体膜 : 分子構造と機能
著者名 ロバート・B・ゲニス著 ; 西島正弘 [ほか] 共訳 出版社 シュプリンガー・フェアラーク東京 出版年 1990
備考
参考書17 ISBN 9784867060186
書名 ベアーコノーズパラディーソ神経科学 : 脳の探求 : カラー版
著者名 M.F. ベアー, B.W. コノーズ, M.A. パラディーソ著 ; 藤井聡監訳 出版社 西村書店 出版年 2021
備考
参考書18 ISBN 9784815730550
書名 カンデル神経科学
著者名 Eric R. Kandel [ほか] 編 出版社 メディカル・サイエンス・インターナショナル 出版年 2022
備考
参考書19 ISBN 9784150505714
書名 遺伝子(上、下)
著者名 ムカジー 出版社 早川書房 出版年 2021
備考 ヒトを強く意識し書かれた遺伝子の歴史。ハヤカワ文庫
 
学生へのメッセージ  
この講義の内容はとても身近な割には学問の性質上、身につけるのは簡単ではなく時間がかかります。授業の内容だけでなく、参考書(19冊あげてあります)を必ず読み、コツコツ勉強しないと理解が進まないし、定着しません。1-2週間の短期間の勉強で習得は不可能なので地道に勉強して下さい。ここ数年最初の数回だけ参加して止めてしまう者がいるので、履修する者は最後までやり通す覚悟で臨むことを希望します。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
なし
 
連絡先(電話番号)  
必要に応じて授業時に通知します。
 
連絡先(メールアドレス)  
htomiokaアットマークmail.saitama-u.ac.jp(冨岡)。
 
オフィスアワー  
授業開講中の水曜日の7-9時限。メールで事前に連絡をお願いします。
 
連絡先(ホームページ、その他)  
授業時に通知します。
 
関連ホームページ  
埼玉大学教育学部冨岡研究室のホームページ
 
その他・備考  
授業に関する連絡は、基本的に Web Class で行います。
Web Classを見忘れたことによる、受講が出来なかった、課題提出が出来なかった(知らなかった)、
などは学生の責任としますので、Web Classを頻繁に確認するようにして下さい。
 
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