タイトル
     2023 年度 前期  教育学部 学校教育教員養成課程 日英区分 :日本語 
  
教育社会学特講
Special Lecture on the Sociology of Education
  
ナンバリング 科目分野
PED2016   教育学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  福島 賢二 [Fukushima, Kenji]
対象学生 対象年次 単位数
  2~4 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  水1〜2 教育A113プロジェクト室
科目群 講義番号
  Y32502
クラス指定  
規定の通り
 
他との関連(関連項目)  
教育社会学概論
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
人、そしてフィールドから学ぼうとする意志を有するもの。
 
テーマ・副題  
質的調査を探求する
 
授業科目の到達目標  
第1段階:テキストの内容の理解が不十分ではあるものの、報告レジュメを作成することができるようになる。
第2段階:テキストの内容をほぼ理解し、報告レジュメを作成することができるようになる。
第3段階:テキストの内容を十分に理解し、報告レジュメを作成することができるようになる。
第4段階:テキストの内容を十分に理解したうえで、さらに他の教育の事象の分析へ応用することができるようになる。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
教育事象を社会科学的に考察するうえでの基礎となる科目
 
授業キーワード  
エスノグラフィー、ヤンキー、フィールドワーク、質的調査、認識、関係性、科学、エビデンス、社会学
 
授業の内容  
「フィールドから学ぶ」とよくいわれることがあるが、実際に何を学ぶのかは自明ではない。本授業ではフィールドワークを通して、調査者が対象から何を学び、どのような認識の転換をおこなっているのかを追究していく。文献講読のみならず受講者自らがフィールドに出かけ、調査を実際に行うことを主たる目的としている。

文献購読の場合のねらいは大きくは以下2点である。

1,社会調査における調査者と被調査者の関係性について学ぶことで、そうした関係性を教育という営みに応用する視座を養う。

2、教育における「科学性」とは何か。教育政策において昨今、流行語となっている「エビデンス」という言葉への対抗として教育学者においても「エビデンス」という言葉がさかんに使われている。しかし、教育学において「科学性」や「エビンデス」というものは自明ではなく、その蓄積も十分にあるとはいえない。こうした教育学に対して社会学はその学問の創立以来「科学性」と格闘してきた歴史をもつという意味で、科学性についての先行研究は極めて多い。特に社会調査については、量的調査及び質的調査において、その科学性をめぐって対立的な構図となってきた。こうしたなか近年、質的調査のなかでも、「生活史調査」と呼ばれるものが注目されている。本授業では、この生活史調査に関わる文献を複数冊輪読することで、「科学性」やエビデンスについて考究していく。こうした作業を通じて教育学における表面的な科学性についての議論やエビデンス論を相対化する視点を獲得していく。
 
授業の方法  
受講者は指定した文献の中から担当部分を決め、レジュメを作成してくることが義務づけられる。

(※ 以下は調査が行える場合に限る)
自らの選定した調査地へ行き、フィールドノーツの作成と調査報告書の作成・発表が義務付けられる。
 
事前準備学修・事後展開学修  
授業外の時間において、実際の調査に関わる情報法の収集に努めること
 
授業展開(スケジュール)  
第 1回 ガイダンス
第 2回 文献購読①
第 3回 文献購読②
第 4回 文献購読③
第 5回 文献購読④
第 6回 文献購読⑤
第 7回 文献購読⑥
第 8回 文献購読⑦
第 9回 調査の準備
第10回 調査の準備
第11回 調査に関する疑問・質問への対応
第12回 調査に関する疑問・質問への対応
第13回 フィールド調査の発表①
第14回 フィールド調査の発表②
第15回 フィールド調査の発表③
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
調査に対する問題意識や調査への姿勢、そして調査報告書の内容を中心に評価する。必要に応じて出席状況や授業への貢献度も評価する。
なお、調査ができない場合は、報告レジュメの内容及び毎回の議論の内容を中心に評価する。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
教科書1 ISBN 978-4641150379
書名 質的社会調査の方法 : 他者の合理性の理解社会学 = Qualitative research methodology
著者名 岸政彦, 石岡丈昇, 丸山里美著 出版社 有斐閣 出版年 2016
備考
備考 ひとまず上記テキストを使用する。追加のテキストを使用する可能性がある。テキストは生協に発注済みである。受講者は購入しておくように。
 
参考図書  
参考書1 ISBN 978-4861871504
書名 ごみ収集という仕事 : 清掃車に乗って考えた地方自治
著者名 藤井誠一郎 著,藤井, 誠一郎, 1970-, 出版社 コモンズ 出版年 2018
備考
参考書2 ISBN 978-4778315603
書名 裸足で逃げる : 沖縄の夜の街の少女たち
著者名 上間陽子著 出版社 太田出版 出版年 2017
備考
参考書3 ISBN 978-4585230632
書名 ヒロシマ・パラドクス = HIROSHIMA Paradox : 戦後日本の反核と人道意識
著者名 根本雅也 著,根本, 雅也, 1979-, 出版社 勉誠出版 出版年 2018
備考
参考書4 ISBN 978-4787234452
書名 <ヤンチャな子ら>のエスノグラフィー : ヤンキーの生活世界を描き出す
著者名 知念 渉/著,知念 渉,知念 渉, 出版社 青弓社 出版年 2018-
備考
参考書5 ISBN 978-4788507883
書名 フィールドワークの技法 : 問いを育てる、仮説をきたえる
著者名 佐藤 郁哉 著,佐藤 郁哉, 出版社 新曜社 出版年
備考
参考書6 ISBN 978-4788510951
書名 質的データ分析法 : 原理・方法・実践
著者名 佐藤郁哉 著,佐藤, 郁哉, 1955-, 出版社 新曜社 出版年 2008
備考
参考書7 ISBN 978-4641150379
書名 質的社会調査の方法 : 他者の合理性の理解社会学
著者名 岸 政彦 著,石岡 丈昇 著,丸山 里美 著,岸/政彦,石岡/丈昇,丸山/里美, 出版社 有斐閣 出版年
備考
参考書8 ISBN 978-4788515628
書名 はじめての沖縄
著者名 岸 政彦 著,岸/政彦, 出版社 新曜社 出版年
備考
参考書9 ISBN 978-4130520263
書名 社会調査の考え方 = The Art & Science of Social Research
著者名 佐藤郁哉 著,佐藤, 郁哉, 1955-, 出版社 東京大学出版会 出版年 2015
備考
参考書10 ISBN 978-4130520270
書名 社会調査の考え方 = The Art & Science of Social Research
著者名 佐藤郁哉 著,佐藤, 郁哉, 1955-, 出版社 東京大学出版会 出版年 2015
備考
参考書11 ISBN 978-4788510302
書名 フィールドワーク : 書を持って街へ出よう
著者名 佐藤郁哉 著,佐藤, 郁哉, 1955-, 出版社 新曜社 出版年 2006
備考
参考書12 ISBN 4480864652
書名 ヤンキーと地元 : 解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
著者名 打越 正行 著・文・その他,打越 正行, 出版社 筑摩書房 出版年 2019-
備考
参考書13 ISBN
書名
著者名 出版社 作品社 出版年 2017
備考
参考書17 ISBN
書名
著者名 , 出版社 出版年
備考
備考 授業中に適宜紹介する。
 
学生へのメッセージ  
この授業では、フィールドワークを通して、調査者が対象から何かを学び、どのような認識の転換がおこるかを追究していくものです。文献講読のみならず受講者自らがフィールドに出かけ、調査を実際に行うことを目的としています。

実際の調査を行ってもらいますので、その時間を確保できるもののみが受講してください。
受講者には、輪読文献のレジュメ作成とフィールドノーツ及び調査報告書の作成・発表が義務付けられます。

調査という実習にかかわる授業のため適正人数(多くとも15名~20名程度)を超えた場合は、抽選にて受講制限をかけます。

卒論作成を目的に受講する学生(4年生)もいるので、第1タームで終了できるよう1,2時限連続で行います。
両方の時間(1、2時限)に出席できるもののみが履修登録してください。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
調査という実習にかかわる授業のため適正人数(多くとも15名~20名程度)を超えた場合は、抽選にて受講制限をかけます
 
連絡先(電話番号)  
必要に応じて授業内で提示
 
連絡先(メールアドレス)  
必要に応じて授業内で提示
 
オフィスアワー  
講義終了後
 
連絡先(ホームページ、その他)  
なし
 
関連ホームページ  
なし
 
その他・備考  
調査という実習にかかわる授業のため適正人数(多くとも15名~20名程度)を超えた場合は、抽選にて受講制限をかけます
 
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