タイトル
     2023 年度 前期  教育機構 日英区分 :日本語 
  
死のデュナミスと生のエネルゲイア
 
  
ナンバリング 科目分野
    基盤
担当教員(ローマ字表記)
  野中 進, 高橋 克也 [Susumu Nonaka, Katsuya Takahashi]
対象学生 対象年次 単位数
  1~4 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  金3 全学講義棟 1-207
科目群 講義番号
  XZ500171
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
特になし
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
特になし
 
テーマ・副題  
死のデュナミスと生のエネルゲイア―死を識ることで生きる意義を考える
 
授業科目の到達目標  
死と生について様々な観点や取組のあることを学び、自分なりの考えを育てる。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
本学の学士課程の共通目標のうち、「②専門性のある幅広い基本的知識の修得、③知識を活用できる汎用的な能力の修得」に関連する。
 
授業キーワード  
死生学、グリーフケア、生の意味、宗教学、芸術学
 
授業の内容  
この特別講座は「学生たちに、死について考えることを通じて生の意義を再確認し、生きるエネルギーを得てほしい」という坂井学長の発案から企画されたものである。
現代社会では「死」というものが見えにくくなっており、人間にとって避けられない「死」について具体的に考えることが難しくなっている。しかし、死について考え直すことで、大切な生の意義を考察することが本講座の目標である。
本講座では、専門分野の壁、研究と実践の壁を取り払い、さまざまな専門分野や立場から生と死について議論する。外部講師も多くお招きする。
 
授業の方法  
原則対面で行うが、録画で行う回もある。
 
事前準備学修・事後展開学修  
事前に示された参考図書を(可能な範囲で)読む。また、授業中に指示された参考図書を読むことで授業内容についての理解を深める。授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となる。
 
授業展開(スケジュール)  
4月14日 高橋克也(教養)ガイダンス;坂井学長のお話と学生とのやりとり
4月21日 高橋克也(教養)「哲学と宗教――ある心霊論争から得られる教訓」
4月28日 加藤有希子(教養)「芸術を研究する私が「死」にこだわる理由」
5月12日 遠藤純一郎(教養)「「死」はいかに向き合われてきたか――日本思想史の基礎的観点から」
5月19日 井上智勝(教養)「死してなお生きる―東アジア・死して神になった人々―」
5月26日 三井潔(共同通信社)「紛争地で向き合った不条理な死――人間の尊厳とは何か」
6月2日 重原孝臣(工)「科学技術の発達に伴う死生観の変化」
6月9日 坂田一郎(理)生命科学
6月16日 金井郁(経済)「フェミニスト経済学的観点から見たライフサイクル」
6月23日 坂口幸弘(関西学院大学)「死別の悲しみに向き合う――グリーフケアとは何か」
6月30日 大西秀樹(埼玉医科大学)「死を迎えつつあるがん患者さんとの対話」
7月7日 山口乃生子(埼玉県立大学)「エンドオブライフケアを通して「生」をみつめる」
7月14日 川端純夫(埼玉いのちの電話)「生きる力と聴くということ」
7月21日 沢崎俊之(教育)「神谷美恵子「生きがいについて」から学ぶ」
7月28日 全体ふり返り(予備日)
8月4日 期末試験
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
毎回のコメントペーパー(30%)+期末試験(70%)
期末試験の内容については初回に発表する。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
備考 特になし
 
参考図書  
参考書1 ISBN
書名 それでも人生にイエスと言う
著者名 ヴィクトール・E・フランクル 出版社 春秋社 出版年 1993
備考 4/28の回
参考書2 ISBN
書名 すばらしい新世界
著者名 オルダス・ハクスリー 出版社 早川書房 出版年 2017
備考 4/28の回
参考書3 ISBN
書名 神道・儒教・仏教
著者名 森和也 出版社 ちくま新書 出版年 2018
備考 5/12の回
参考書4 ISBN
書名 増補 靖国史観
著者名 小島毅 出版社 ちくま学芸文庫 出版年 2014
備考 5/19の回
参考書5 ISBN
書名 なぜならそれは言葉にできるから―証言することと正義について』
著者名 カロリン・エムケ 出版社 みすず書房 出版年 2019
備考 5/26の回
参考書6 ISBN
書名 ユダヤ人を命がけで救った人びと: ホロコーストの恐怖に負けなかった勇気
著者名 キャロル・リトナー他編 出版社 河出書房新社 出版年 2019
備考 6/30の回
参考書7 ISBN
書名 生きがいについて
著者名 神谷美恵子 出版社 みすず書房 出版年 2004
備考 7/21の回
 
学生へのメッセージ  
様々な分野の先生方にお話しいただきます。かならず「響く」回があるはずなので、積極的に受講して下さい。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
135名
 
連絡先(電話番号)  
 
連絡先(メールアドレス)  
nonaka@mail.saitama-u.ac.jp
 
オフィスアワー  
月曜5限(野中が対応)
 
連絡先(ホームページ、その他)  
 
関連ホームページ  
 
その他・備考  
 
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