タイトル
     2023 年度 前期  理学部 日英区分 :日本語 
  
地学概論
General Geology
  
ナンバリング 科目分野
SCI2272   理学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  納谷 友規 [NAYA Tomonori]
対象学生 対象年次 単位数
  2~ 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  金2 全学講義棟 1-304
科目群 講義番号
  R18224
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
地学実験
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
地学、地理学(自然地理学)、生物学の基礎的な知識を持っていることが望ましい。
 
テーマ・副題  
地球と地球を取り巻く環境とその変遷(地球の歴史)を理解する
 
授業科目の到達目標  
教職科目「地学概論」である。「地学」分野の基礎を講義する。現在、高校では「地学」を履修する機会がほとんど無いと思われるので、到達目標は高校レベルの「地学」分野の基礎を理解することとする。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
理学部ディプロマ・ポリシーの「自然科学分野における十分な知識と思考力」に関連する科目である。
 
授業キーワード  
地球,地球環境,宇宙,自然災害,地質学
 
授業の内容  
宇宙の中の地球、地球の構造、地球表層の活動、地球の歴史、大気・海洋、気候・環境変動、など、私たちが生活する地球と地球を取り巻く環境について学ぶ。地学現象の多くが自然災害と直結している。地球上で生活する私たちにとって、地球や地球を取り巻く環境とその変遷を知ることの重要性を理解する。
 
授業の方法  
講義形式の授業で、対面を基本とする。
 
事前準備学修・事後展開学修  
事前学習として、指定するテキスト又は参考書の関連する内容を予習しておくこと。事後学習として、参考書の関連ページとともに講義中に紹介する参考資料を復習すること。
 
授業展開(スケジュール)  
第1回  オリエンテーション
第2〜3回  宇宙の始まりから太陽系のなかの地球
第4〜7回  地球の概要:地球の構造,プレートテクトニクス,地震,火山と岩石
第8〜11回 地球の歴史:堆積作用と堆積岩,地質時代,古生物の変遷,日本列島の歴史
第12〜13回 大気と海洋,地球環境:大気と海洋の構造,気候変動と地球環境及びそれらの変遷
第14〜15回 人間活動と地学現象:自然災害,身近な地域の地形・地質
第16回 試験
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
毎回授業中に行う小テストと期末試験に基づき評価する。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
教科書1 ISBN 9784834340150
書名 地学図表
著者名 浜島書店編集部編著 出版社 浜島書店 出版年 2021
備考
 
参考図書  
参考書1 ISBN 978-4402085742
書名 地学
著者名 磯崎行雄 [ほか] 著 出版社 新興出版社啓林館 出版年 2017
備考 高等学校「地学」(4単位)の教科書.
参考書2 ISBN 978-4402076276
書名 地学基礎
著者名 磯崎行雄 [ほか] 著 出版社 新興出版社啓林館 出版年 2016
備考
参考書3 ISBN 978-4410812712
書名 高等学校地学基礎
著者名 中村尚 [ほか] 著 出版社 数研出版 出版年 2022
備考
参考書4 ISBN 978-4487166299
書名 地学基礎
著者名 大路樹生 [ほか] 著 出版社 東京書籍 出版年 2022
備考
参考書5 ISBN 978-4-407-204711
書名 地学基礎
著者名 天野一男 [ほか] 著 出版社 実教出版 出版年 2022
備考
参考書6 ISBN 978-4804008950
書名 地学基礎 : 高等学校
著者名 西村祐二郎 [ほか] 著 出版社 第一学習社 出版年 2017
備考
備考 高校地学の教科書を参考書とする.これらとは別に講義中に参考資料を適宜紹介する.
 
学生へのメッセージ  
太古から人々は星空を観察し暦を編み出したと同時に,地球を取り巻く宇宙の存在を考え続けてきた.繰り返し起こる天変地異は,人間の力では変えることができない強大な力を想像させ,人々は目に見えない力を畏れてきた.星空観察から発達した占星術に人々は自分たちの未来を委ねていたこともあるだろう.科学の発展に伴い地球や宇宙に関する理解は大きく変わった.現代でも太古と同じように星空は動くけれど,地球は宇宙の中心ではないし,様々な天変地異が起こるけれど,それらは神々のいたずらではないと考えられている.それらは地学現象として理解される.「地学」は地球そのものと,地球を取り巻く環境について,現代科学が到達した理解を確認する科目である.
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
 
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オフィスアワー  
授業終了後30分程度は時間がとれるようにするので、その場で声をかけてください。もしくはwebclassで連絡をいただければ適宜対応します。
 
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関連ホームページ  
 
その他・備考  
 
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