タイトル
     2023 年度 後期  理学部 物理学科 日英区分 :日本語 
  
物理学実験Ⅰ
Exercises on Experimental Physics Ⅰ
  
ナンバリング 科目分野
PHYS2561   理学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  山口 貴之, 道村 真司, 勝田 哲 [Yamaguti,Takayuki, Michimura, Shinji, Katsuda, Satoru]
対象学生 対象年次 単位数
  2~ 3
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
必修 火3〜5 学科指定教室
科目群 講義番号
  R12407
クラス指定  
理学部物理学科2年次
実験の割り当て等を事前に決めるため、履修登録は9月25日(月)までに済ませること。
 
他との関連(関連項目)  
物理学科2年次科目の必修科目である。3年次には同じ時間帯に必修の物理学実験Ⅱa・Ⅱbがあるため、物理学科2年次生は必ず受講すること。物理学実験Ⅰの単位を取得していないと卒業研究Ⅰ・Ⅱは履修出来ない。
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
これまでに受講してきた物理学科の科目の内容を理解していること。
 
テーマ・副題  
物理学各分野に関わる基礎実験
 
授業科目の到達目標  
物理全般の計測知識・実験実施上のノウハウ・データ処理等について理解し、実験レポートの書き方を身につける事。
実験データを基に、その現象について考察できる。
実験の目的・手順・結果などを報告書としてまとめることができる。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
自然現象を筋道を立てて理解する物理学の考え方を身につけ(教育目標1)、現代物理学を理解し応用するための基礎を養成する(教育目標2)とともに、物理学が関わる様々な科学分野に貢献し広く社会で活躍できる人材を養成する(教育目標3)ための科目である。
 
授業キーワード  
基礎物理学実験技術、測定装置、センサー、統計誤差、系統誤差
 
授業の内容  
各実験課題について、担当教員から目的・実験方法・注意点等の説明後、実験を開始する。
実験では、測定装置の特性や測定における誤差の取り扱いを理解する。
実験終了後、得られた結果と考察を含めた結論を整理し、教員の点検・質問等を含め議論を行う。
 
授業の方法  
実験形式の授業を行う。現時点では完全な対面授業として実施する予定である。感染状況が悪化し、オンラインで行う場合はWebClassにて詳細を説明する。
基本的に2名1組で共同して実験を行う。講義では、実験データを収集し簡易にデータをまとめるところまでとする。
基本的にテキストにある手順を参考に実験を進めます。実験ノート(ルーズリーフは不可)は各自で用意してください。
白衣や保護メガネなど以外に個人で準備する必要はありません。
 
事前準備学修・事後展開学修  
授業1回あたり合計6時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
必須項目は以下です。
事前準備学修:実験シミュレーションによる危険予知、疑問点のピックアップ (2時間程度)
事後展開学修:実験実施における反省及び実験データの整理や考察、課題への取り組み、レポート作成 (4時間以上)
 
授業展開(スケジュール)  
毎回指定された実験テーマについて実験を行う。テーマの割り振りは初回(10/3)のガイダンスで説明する。

第1回 ガイダンス
第2回 実験大テーマ 1
第3回 実験大テーマ 2
第4回 実験大テーマ 3
第5回 レポート作成の注意事項と復習
第6回 実験小テーマ 1
第7回 実験小テーマ 2
第8回 実験小テーマ 3
第9回 実験小テーマ 4
第10回 実験小テーマ 5
第11回 実験小テーマ 6
第12回 実験小テーマ 7
第13回 実験小テーマ 8
第14回 実験小テーマ 9
第15回 実験小テーマ 10

実験テーマは以下のものを行う。
[大テーマ]
音叉の振動数、テスター・ノギス・マイクロメータ、重力加速度の測定
[小テーマ]
トランジスタ、ラジオの製作、屈折と回折、オシロスコープによる波形の観察、マグネトロン、真空装置、剛性率、プランク定数、熱電対、電気抵抗、空気の比熱比
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
レポートと実験への取り組み方によって評価する。レポートをすべて提出しなければ評価の対象としない。
原則として遅刻レポートは受け取らない。
レポートの主な観点は以下である。
・実験原理の理解
・実験方法及び注意事項の理解
・実験データの整理と有効数字や誤差の理解
・データを元にした考察能力
・報告書としてのまとめ方
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
教科書1 ISBN
書名 物理学実験I
著者名 出版社 出版年
備考 初回までに、本講義のテキスト「物理学実験I」を大学生協にて購入しておいてください。
 
参考図書  
参考書1 ISBN
書名
著者名 出版社 出版年
備考 特に指定無し。
備考 特に指定無し。
 
学生へのメッセージ  
毎回、割り振られたテーマを確認し、あらかじめテキストをよく読んで、実験内容を把握した上で実験に臨むこと。2名あるいは3名一組で実験するので、グループの他の人の迷惑にならないよう、遅刻しないで出席のこと。毎回出席することを原則とする。正当な理由なく遅刻限度(15分程度)遅れた場合には、授業進行を著しく害するとして欠席扱いとなる場合もある。真にやむを得ない事情で欠席する場合は、速やかに担当教員に連絡すること。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
40名程度
 
連絡先(電話番号)  
0488589423(道村)
 
連絡先(メールアドレス)  
smichi[@]mail.saitama-u.ac.jp, yamaguti[@]mail.saitama-u.ac.jp, katsuda[@]mail.saitama-u.ac.jp ([@]を半角の@に変更して送信してください。)
 
オフィスアワー  
授業期間中の毎週水曜日 13:30~15:30
理学部1号館4階1429室
上記時間帯はいつ来ていただいても構いませんが、臨時の会議や出張などで不在にする場合があります。
事前に上記に記入のメールアドレスへ連絡をお願いします。
メールによる質問は随時受け付けます。
 
連絡先(ホームページ、その他)  
なし
 
関連ホームページ  
なし
 
その他・備考  
授業(実験)中のメール・チャット・ラインは禁止。
ただし、共同実験者が遅刻等している場合にはライン等による連絡を指示する場合がある。
 
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