タイトル
     2023 年度 前期  理学部 物理学科 日英区分 :日本語 
  
物理数学Ⅲ
Mathematical Physics Ⅲ
  
ナンバリング 科目分野
PHYS3278   理学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  梁 正樹 [Ryo, Masaki]
対象学生 対象年次 単位数
  3~ 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  月3 理-8番講義室
科目群 講義番号
  R12284
クラス指定  
物理学科3年次
 
他との関連(関連項目)  
量子力学II、量子力学III、固体物理学、原子核物理学、素粒子物理学
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
線形代数、物理数学I、II、複素関数を履修していることが望ましい。
 
テーマ・副題  
群論とグリーン関数を扱う。
メタンの混成軌道やクォークモデルを対称性の観点から理解する。および、グリーン関数論の総まとめを行う。
 
授業科目の到達目標  
物理学の様々な分野で使われる数学的手法である群論・グリーン関数などを学び、数学的な視点から分野を横断した物理現象に対する普遍的な見方を身につける事を目標とする。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
理学部ディプロマ・ポリシーにある「専門領域(物理学)に関する専門知識とそれを基にした思考力」
を習得するための科目である。
 
授業キーワード  
群論、グリーン関数論
 
授業の内容  
群論とグリーン関数について、具体例を取り上げながら説明する。
 
授業の方法  
講義形式の授業で、対面授業として実施する。
 
事前準備学修・事後展開学修  
授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安である。
復習を中心に行うこと。講義はそれ以前の内容を理解していることを前提に行う。
適宜課題レポートを課す。それらについては必ず復習すること。
 
授業展開(スケジュール)  
第1回-第9回 群論
群、表現論、巡回群、対称群、リー群、 SU(2)と SO(3)、量子力学への応用例など

第10回-第15回 グリーン関数論
グリーン関数とその求め方、境界条件、量子力学で現れるグリーン関数など

第16回 期末試験
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
レポート(36%)と期末試験(64%)で評価する。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
教科書1 ISBN
書名 物理のための応用数学
著者名 小野寺 嘉孝 出版社 裳華房 出版年 1988
備考
教科書2 ISBN
書名 群と表現(理工系の基礎数学9)
著者名 吉川 圭二 出版社 岩波書店 出版年 2022
備考
 
参考図書  
参考書1 ISBN
書名 物理とグリーン関数 (物理数学シリーズ 4)
著者名 今井勤 出版社 岩波書店 出版年 2016
備考
参考書2 ISBN
書名 群と物理
著者名 佐藤光 出版社 丸善出版 出版年 2016
備考
参考書3 ISBN
書名
著者名 出版社 岩波書店 出版年
備考
 
学生へのメッセージ  
物理学を記述する道具としての数学に習熟してください。その上で数学的な観点から物理学を見渡し、その普遍性を見出してください。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
なし。
 
連絡先(電話番号)  
なし。
 
連絡先(メールアドレス)  
mjsyang_AT_mail.saitama-u.ac.jp
 
オフィスアワー  
金曜の3・4限。理学部1号館1539室。
 
連絡先(ホームページ、その他)  
なし。
 
関連ホームページ  
なし。
 
その他・備考  
なし。
 
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