タイトル
     2023 年度 後期  教養学部 日英区分 :日本語 
  
芸術論Ⅱ
Art Theory Ⅱ
  
ナンバリング 科目分野
ARTT3072   教養学部専門
担当教員(ローマ字表記)
  加藤 有希子 [Kato, Yukiko]
対象学生 対象年次 単位数
    2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  木3 全学講義棟 1-206
科目群 講義番号
  F34082
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
教養学部の芸術論の授業です
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
前提知識は特に必要ありませんが、ストリートアートや芸術祭、野外彫刻など、生活に溶け込んだアートに注目してみてください。
 
テーマ・副題  
アート&ライフ
 
授業科目の到達目標  
・芸術と日常生活の融合の歴史を知ることができる
・そのうえで、芸術とは何かを深く思考できる
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
(1)専門的な深い知識の修得に関連する事柄
 a. 各分野で蓄積された先行研究の成果をよく理解し、体系的で深い専門知識を修得する。
 b. 専門分野の方法(語学を含む)に習熟する。
に特に関係する
 
授業キーワード  
無関心性の美学、芸術と生活の融合、関係性の美術、芸術祭、地域振興、芸術の終焉、エンパワメント
 
授業の内容  
カントの「無関心性の美学」、「唯美主義」、「芸術のための芸術」、「大衆の趣味からかけ離れたアヴァンギャルド芸術」……18世紀中ごろから近年まで、芸術には日常的な卑俗な関心をさしはさんではいけないと言われてきました。しかし1960年代のハプニングやカウンターカルチャーの頃から徐々に、芸術と日常生活を融合させようとする動きが出てきました。そして作品そのものではなく人間関係を主体にした1990年代の「関係性の美術」、2000年代の世界各国のビエンナーレ、トリエンナーレによる地域振興など……芸術はもはや芸術ではない日常生活と融合するようになっています。
最近のアーティストは芸術家ではなくコミュニティー・オーガナイザーや社会活動家を目指す人もいます。「芸術の終焉」はヘーゲルの時代からしばしば話題に上がりますが、芸術と日常生活が完全に融合するとき、芸術はその使命を終え、本当に解体するかもしれないのです。今、そのような状況が刻々と起こっています。この授業ではまずその歴史を詳らかにすると同時に、私たちは近年アートに何を求めるようになったのかを考えていきます。

 
授業の方法  
対面授業です
 
事前準備学修・事後展開学修  
授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となる
【事前学修】
授業のパワーポイントを事前にWebclassにアップしますので、あらかじめ見て、ディスカッションの準備をしてください
【事後学修】
授業時間内のディスカッションのトピックをもとに、期末レポート(または試験)に向けて、準備してください
 
授業展開(スケジュール)  
第1回:ガイダンス、みなさんは「アート」に何を求めますか?

第2回:芸術と生活の逆説的な関係

第3回:アールブリュット、アートセラピー、福祉とアート

第4回:芸術と教育、芸術の民主化

第5回:ハプニング、対抗文化、左翼的美術

第6回:関係性のアート

第7回:アートプロジェクト、地域振興

第8回:ビエンナーレ、トリエンナーレ

第9回:さいたまトリエンナーレ2016

第10回:さいたまトリエンナーレ2016②

第11回:芸術の融解

第12回:直島と美

第13回:「エンパワメント」が必要な時代へ

第14回:おまけ「点描と死」(オンデマンド授業)

第15回:レポート準備あるいは試験の準備(今後のChatGPTなどの人工知能の発展に伴い、レポートではなく、ペーパーテストにする可能性があります。6月までに決定します)

 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
授業の平常点(ディスカッション)10%と期末レポート90%でつけます
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、全般的に特に秀でている」 =GP:4 = S
「到達目標を超えており、部分的に秀でている」 =GP:3.5=A+
「到達目標を超えている」 =GP:3 = A
「到達目標に十分達しており、部分的に秀でている」 =GP:2.5=B+
「到達目標に十分達している」 =GP:2 = B
「到達目標に最低限達しており、部分的に B 以上の水準にある」=GP:1.5=C+
「到達目標に最低限達している」 =GP:1 = C
「到達目標に達していない」 =GP:0 = D
「到達目標の達成度を測る材料がない」 =GP:0=F
 
テキスト  
 
参考図書  
備考 決まったテキストは特にありません。参考になりそうな文献を、随時授業中に紹介します。
 
学生へのメッセージ  
この授業では芸術と日常生活が近年、融和しつつある点を挙げていきますが、それと同時に、美的な点などで芸術が貧弱化する事態も生じています。「芸術と日常生活の癒合」というと、手放しで喜べると感じるかもしれませんが、実はそうではありません。授業ではそうした融合の面白さと同時に、問題点についても、各自の考察を進めていきましょう。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
 
連絡先(電話番号)  
 
連絡先(メールアドレス)  
ykato22アットマークmail.saitama-u.ac.jp(ただし保存の関係から、Webclassのメールで連絡を取ってくださると幸いです)
 
オフィスアワー  
木曜日昼休み(事前に連絡をください)
 
連絡先(ホームページ、その他)  
 
関連ホームページ  
 
その他・備考  
 
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