タイトル
     2022 年度 後期  教育学部 学校教育教員養成課程 日英区分 :日本語 
  
洋楽受容史
Japanese Reception History of Western Music
  
ナンバリング 科目分野
    教育学部専門科目
担当教員(ローマ字表記)
  神月 朋子 [Tomoko Kozuki]
対象学生 対象年次 単位数
  1~4 2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  木3 オンデマンド
科目群 講義番号
  Y55120
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
なし
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
世界音楽の旅AまたはBを修得済みであることが望ましいですが、修得していなくても構いません。
両科目いずれかと本科目を同時に受講してもよいですが、任意です。

西洋音楽史、日本音楽史、世界史、日本史、地理、日本とヨーロッパの文学・美術のうち、すべてまたはいずれかについて、ある程度知識や経験を持っていることを前提とします。
 
テーマ・副題  
近代日本における洋楽(西洋音楽)受容、フランス音楽受容、近代日本音楽の創造
 
授業科目の到達目標  
(1)近代日本において洋楽受容が果たした役割を、娯楽や芸術の面から理解するとともに、近代化の側面からもとらえることを学びます。
(2)ドイツ音楽と並んでフランス音楽を受容することによって、日本の近代音楽が新たな発展と深化を続け、今日の多様な音楽状況を作り出したことを理解します。
(3)以下の5つの能力を身につけます。①論理的・批判的思考力②根拠にもとづく分析力③みずからの主張や意見を形成し、発信する能力④他者との共生の基盤となる、みずからの社会的な責任の自覚⑤知識を他領域に応用する能力。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
力量のある質の高い教員を養成するために、専門的な知識を身につけるための科目です。教職の専門性と学問・文化の専門性をともに修得します。
 
授業キーワード  
洋楽(西洋音楽)、日本音楽、ヨーロッパ文化、日本文化、フランス音楽、ドイツ音楽、異文化受容
 
授業の内容  
明治時代から昭和戦前期までの洋楽(西洋音楽)受容を概観し、その後フランス音楽受容を取り上げます。近代化の背景と関連づけながら受容の歴史と美学に焦点を当て、近代日本音楽の発展を詳細に検討します。今日の音楽状況の始まりを広く深くとらえながら、伝統の創造のプロセスを考察します。

授業の前半(第1~6回)では、洋楽受容の歴史と美学について、政治的・社会的・教育的背景も踏まえながら取り上げ、直輸入と日本化の観点から概観します。
後半(第7~14回)では、まずフランス音楽受容がさまざまな目的で行われたことを指摘します。次にフランス音楽を中心的に受容した日本人演奏家と作曲家を取り上げ、彼らがどのように演奏や作曲、教育を行ったのかについて詳しく検討します。それによって、近代日本音楽の新たな展開をとらえ、表現の発展と深化を具体的に理解します。また、それが世界の音楽文化にもたらした影響も適宜考えます。同時に、現在の私たちの音楽のとらえ方や実践との結びつきも考察します。
 
授業の方法  
オンデマンドで配信します。
 
事前準備学修・事後展開学修  
1回の授業当たり2時間の事前準備学修と事後展開学修を必要とします。

事前準備学修
(1)シラバス内の「授業展開(スケジュール)」を参照して、各回の授業内容および当該授業において学びたいことを確認してください。
(2)上記(1)をもとに、授業で扱う用語の基礎的内容を、可能な範囲で各自で調べておいてください。また、地図で該当地域を適宜確認してください。

事後展開学修
(1)毎回の授業内容を講義メモとして記入してください。メモの形式と分量、内容は授業およびウェブクラスの指示に従ってください。
(2)上記(1)は、最終回のあとにレポート課題とともに、全回分をまとめて提出してください。
 
授業展開(スケジュール)  
No.内容
第1回 講義概要 日本化と直輸入~キリシタン音楽と出島の洋楽
第2回 直輸入と日本化~軍楽隊と讃美歌
第3回 教育における日本化~唱歌教育
第4回 伝統音楽の新たな日本化~近世邦楽の洋楽受容
第5回 娯楽・芸術としての洋楽~演奏会と作曲に見る日本化
第6回 大衆文化における洋楽受容~大衆歌謡の創設と展開
第7回 フランス音楽受容の諸相2-1 軍楽隊
第8回 フランス音楽受容の諸相2-2 東京音楽学校、音楽評論、文学者
第9回 演奏家1~ピアニスト 原智恵子
第10回 演奏家2~ピアニスト 安川加寿子
第11回 作曲家1~池内友次郎 モーリス・ラヴェルと能・俳句
第12回 作曲家2~平尾貴四男 クロード・ドビュッシーと世界音楽
第13回 作曲家3~菅原明朗 クロード・ドビュッシーと民族性・普遍性
第14回 作曲家4~清瀬保二 ガブリエル・フォーレと日本の美学
第15回 まとめ~来日フランス人音楽家、滝廉太郎、外山雄三、武満徹
 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
①講義メモ   (全回分、期末提出) 50%
②期末レポート (1回、期末提出)   50%

講義メモと期末レポートともに、全講義終了後にまとめて提出してください。提出時期は、全講義終了後に通知します。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、特に秀でている」=GP:4
「到達目標を超えている」=GP:3
「到達目標に十分達している」=GP:2
「到達目標に最低限達している」=GP:1
「到達目標に達していない」=GP:0。
なおGPが1.5、2.5、3.5と評価されることもある。
 
テキスト  
 
参考図書  
 
学生へのメッセージ  
全回視聴を前提とします。

本科目を履修登録・受講できるのは、必修科目等、卒業認定に必要な科目と重なっていない場合です。

講義録画の公開期間は、6日間とします。

授業期間中は、教務システムやウェブクラス、大学メールを適宜チェックし、変更や連絡等を確認してください。確認不十分による不備は原則として認められないので、注意してください。

シラバスは、一部変更する場合があります。

成績評価対象は、受講者自身が今学期に本科目を受講することによって新たに得た学修内容とします。

受講生の皆さんには、フランス音楽を中心に近代日本における洋楽受容を詳細に学ぶことによって、異文化受容と反発の具体的なプロセスと、そこからもたらされた新しく豊かな音楽を理解することを期待します。また、それが音楽を始めとする世界の文化状況に働きかけていることも考えてほしいと思います。さらに、日常の音楽体験を含む現在の日本の音楽状況のルーツを知り、それを幅広い文化体験に柔軟に応用することを望みます。そして、大学での専攻に照らし合わせることも試みてほしいと思っています。

 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
 
 
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tkozukiアットマークmail.saitama-u.ac.jp(アットマークは通常のものを使います)
 
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平日にメールで対応します。
 
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