タイトル
     2022 年度 前期  教養学部 日英区分 :日本語 
  
歴史民俗学
Japanese Traditional Folklore
  
ナンバリング 科目分野
HIST182   教養学部専門
担当教員(ローマ字表記)
  榎本 直樹  [ENOMOTO Naoki]
対象学生 対象年次 単位数
    2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  水3 教養学部-23
科目群 講義番号
  F34220
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
なし
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
日本語の読み書き、聞き取りの能力が十分にあることが不可欠である
 
テーマ・副題  
旧農村地域の生活文化
 
授業科目の到達目標  
日本の旧農村地域の生活文化への理解を深めるとともに、自らその知識を得る方法を身につける。
 
『ディプロマ・ポリシー』を含む学部・研究科・学科等の学修・教育目標との関連  
哲学歴史専修の教育目標3「哲学(言語科学を含む)、芸術論、歴史学の特定分野のための専門知識を修得する」ための科目である。
 
授業キーワード  
衣食住、生業、年中行事、民間信仰、宗教者、口承文芸、聞き書き、語彙、日本民俗学
 
授業の内容  
日本民俗学における「歴史民俗学」とは、歴史資料を扱い、民俗の時代性などに関心を持つ研究傾向をさすが、そうした明確な方法論や学派があるわけではない。ここでは、過去に遡って民俗を研究するという程度の意味として用いる。すなわち、日本民俗学が成立した昭和初め当時、その研究対象であった民俗は人々の生活現実そのものであった。しかし、高度経済成長を経た現在の人々の生活の場からは、民俗は容易には感じられないものとなっている。この授業では、日本民俗学が明らかにしてきた現代の(過去のものとなりつつある)民俗を中心に、ときに歴史時代の民俗も取り上げる。
講師による実地調査の資料から、旧武蔵国内の事例(主に埼玉県、東京都)を中心に、一地域の生活文化全体のありようや、地域を越えた個別事象のありようなどについて紹介することで、過去の民俗、過去の人々を理解するための材料を提示する。
 
授業の方法  
対面授業を原則とする。ただし学内の規定にしたがい、感染状況の悪化により全体を遠隔授業としたり、平時、要配慮者として許可された学生向けに遠隔授業での参加を認めることもありうる。全体・一部学生いずれの遠隔授業も、頻繁な動画再生などにより、本来のリアルタイム方式やハイフレックス方式が困難と予想される場合は、オンデマンド教材による授業とする。

事前準備学修、事後展開学修については、授業で扱う地域的な資料や、理解を深めるための参考文献、情報などを提示する。詳細は、履修登録後にWebClassを確認すること。
実地見学や博物館等見学も可能であれば行うが、現在は未定である。
授業の第7回までに期末レポートを出題するので、第16回にあたる8月3日までに提出すること。期末レポートの内容は授業の中で指示するが、聞き書きや文献から検索した事例の比較など、生活文化についての学生自身による調査・研究報告とする。現地に赴いて地元の人の話を聞く、多くの知人から情報を集めるなど、主体的な資料収集を期待する。博物館・資料館・文化財保護の担当者への取材は、先方の業務妨害になりかねないので控えること。

 
事前準備学修・事後展開学修  
A)[15回の授業で2単位の科目] 授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
B)[15回の授業で1単位の科目]  授業1回あたり合計1時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
C)[8回の授業で1単位の科目(新設のAL科目など)]  授業1回あたり合計4時間の事前準備・事後展開学修が目安となります。
 
授業展開(スケジュール)  
第1回~第15回の主な内容(順不同。変更もありうる)
○授業についての説明
○人生儀礼(産育、婚姻、葬送ほか)
○住居(集落、屋敷、家屋ほか)
○食制(主食、副食ほか)
○生産(稲作、畑作、養蚕、諸職ほか)
○年中行事(家ごとの歳時儀礼)
○口承文芸(昔話・伝説・世間話・土地言葉ほか)
○民間信仰1(集落の寺社信仰、家の神々、民間宗教者)
○民間信仰2(近世の修験の活動、近代の神職)
○民間信仰3(稲荷信仰と屋敷神、地方稲荷と伏見稲荷)
○民間信仰4(石造の神仏と道祖神信仰)
○地域調査(台地沿いの集落と摘田・遊水池化した水田、自然堤防上の集落と大水など)

 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価の方法と観点  
平常点(出席状況。授業内で提出するごく短いレポート〈アンケート、質問〉)と、期末レポートによる。
平常点60%、期末レポート40%。
 
成績評価基準  
埼玉大学単位修得の認定に関する規則に基づき、履修者が授業の到達目標をどれだけ達成したかに応じて以下の通り評価する。
「到達目標を超え、特に秀でている」=GP:4
「到達目標を超えている」=GP:3
「到達目標に十分達している」=GP:2
「到達目標に最低限達している」=GP:1
「到達目標に達していない」=GP:0。
なおGPが1.5、2.5、3.5と評価されることもある。
 
テキスト  
教科書1 ISBN
書名 日本民俗学
著者名 大島建彦 出版社 東洋大学通信教育部 出版年 1994
備考 webclassにてデータ公開。紙に印字して各回の授業に用いるのではなく、各人の必要に応じて、デバイス上で閲覧することを想定したもの
備考 本来のテキストとして、資料を毎回配布する予定である。ここに掲げたのはテキストといっても参考書に近い。
 
参考図書  
参考書1 ISBN 978-4760125838
書名 いまに伝える農家のモノ・人の生活館
著者名 大舘勝治 , 宮本八恵子 出版社 柏書房 出版年 2004
備考
備考 授業の中で随時指示する。
 
学生へのメッセージ  
地域において文化や教育に携わる方々が、地域の生活文化に関する理解を深め、必要に応じて自らそれを調べ考えることは、地域の健全な発展にも資するはずである。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
人数制限 30名までとする。履修登録は4月8日(金)までとし、人数が多かった場合には抽選で履修者を決める。
制限理由 毎回、数十頁の授業資料を作成し配布するため
 
連絡先(電話番号)  
Webclassのメール機能を利用すること
 
連絡先(メールアドレス)  
Webclassのメール機能を利用すること。
 
オフィスアワー  
各授業後に対応する。
 
連絡先(ホームページ、その他)  
 
関連ホームページ  
 
その他・備考  
講師の立場は日本民俗学にあるが、この授業は生活文化についての個別具体的事象を取り上げることを主眼とするもので、日本民俗学の領域全体に及ぶものではない。
 
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