タイトル
     2021 年度 前期  教養学部 日英区分 :日本語 
  
歴史学研究法C
Methods and Skills in Historical Research C
  
ナンバリング 科目分野
HIST2142   教養学部専門
担当教員(ローマ字表記)
  小林 亜子 [Ako Kobayashi]
対象学生 対象年次 単位数
    2
必修・指定選択・選択の別 曜日時限 教室
  水3〜4 全学講義棟 1-303
科目群 講義番号
  F32081
クラス指定  
なし
 
他との関連(関連項目)  
西洋史演習 史料学実習(西洋史) ヨーロッパ近代社会文化史
 
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)  
西洋史についての基礎知識
高等学校で世界史Bを履修していることが望ましい。
上記科目未履修者は、高等学校必修科目であった「世界史A」の教科書を熟読し、西洋史の基礎知識を身につけたうえで受講すること。
 
テーマ・副題  
社会・文化史研究入門
 
授業科目の到達目標  
西洋史の研究方法は、20世紀初頭の「アナール派」の登場以降、80年ほどの間に、大きく変化してきました。それは、「文字史料」を「史料批判」の方法に基づいて読み「事実」を再現するという歴史学の営みのあり方が、大きく揺さぶられてきた過程でもありました。この授業では、研究方法の変化をたどりつつ、1980年代ごろから行われたアナール派批判の動きや21世紀に入ってからの新しい研究動向についても理解を深め、それぞれの受講生が、卒論で取り組みたいテーマに適した「研究方法」を選択することのできる能力を身に着けることをめざします。
 
学科・専修等の学習・教育目標との関連  
教養学部ディプロマ・ポリシーの「(三)知識を活用できる汎用的な能力の修得に関連する事柄」について、以下の能力を修得する。
 a.幅広い視点に立って、自身で問題を設定する能力 
 b.設定した問題について情報や知識を的確に調査・収集する能力
 c.設定した問題について多面的かつ論理的に考える能力
 d.自らのアイディアを的確に伝える能力(語学の運用能力を含む)
 
授業キーワード  
歴史学 西洋史 社会史 文化史 アナール派 心性 表象 儀礼 祭り 人口 子供 読書
 
授業の内容  
この授業は、歴史学(西洋史)研究を行ううえで必要な分析のスキルを身につけるため、西洋史の研究方法がどのように変化してきたのかを、研究方法を画期的に転換させた具体的研究――例えば、自らは記録を残さない人々の生を明かにするために、裁判記録や聖堂区教会の記録を用いた研究など――をとりあげながら学びます。また同時に、西洋史の研究者たちが、対象とする時代や地域の特性に応じて、どのように新しい研究方法を開拓してきたのか――例えば、歴史人口学や歴史人類学など――についても考察を深めます。
 
授業の方法・事前準備学修・事後展開学修  
演習形式で授業を進めます。事前にテキストを読んでくること。

対面形式で行います。

【注意】COVID-19の収束状況如何によっては、webclassを利用した遠隔授業となる場合があります。
 
授業展開(スケジュール)  
各回2コマの予定
受講学生の関心に応じて、とりあげる具体例は変化する可能性があります

1回:イントロダクション 史料を用いた実証研究発表 「歴史」と「歴史学」の違い
2回:「戦後歴史学」と「社会史」/「歴史学」と「文化人類学」〜象徴体系と歴史人類学〜
3回:「歴史学」と「人口学」〜家族復元法と歴史人口学〜/「歴史学」と「社会学」 
4回:「裁判官」と「歴史家」〜歴史家は過去の裁判史料をどのように読むのか
5回:「マルタン・ゲールの帰還」と映画「ジャック・サマースビー」のあいだにあるもの 
6回: 歴史家が裁判の証人となるとき〜パポン裁判 
7回:総括

 
授業の詳細(履修登録学生のみ閲覧可)  
WebClassへ
 
成績評価方法  
平常点による。
平常点による授業での報告内容 60パーセント
授業への出席・授業への参加の程度 40パーセント

リアクションペーパー、小テスト、レポートの採点にあたっては、毎回の授業内容をどれだけよく理解できているかをみる。授業内容をふまえていない感想的なコメントは0点となる。また、授業内容からかけ離れた意見やまとめを書いている場合も、評価点は低くなる。授業内容とは異なる内容でも、書いておきたいことがある場合は、必ず、その出典となる書籍や論文などを明記してください。
インターネットからのコピペは、不正行為と見なし、単位を認定しません。

この授業のWebclassの資料・レジュメ・コメント類およびメールで送受信した資料・レジュメ・コメント類を、インターネットやSNSにアップするなどの行為がみられた場合は、単位を認定しませんので注意してください。

 
成績評価基準  
上記の成績評価方法による得点をもとに、「単位修得の認定に関する規則」に記載された計算式により算出したGPが1以上を合格、1未満を不合格とする。

なお、初回アンケートおよび課題の提出回数が、総数の7割以上であること。たとえば初回のアンケート、および授業内での課題が、合計14回である場合、合計の提出回数が10回以上でないと単位の取得はできない。
 
テキスト  
備考 初回の授業において指示します
 
参考図書  
参考書1 ISBN 4902163853
書名 日本人と日系人の物語 : 会話分析・ナラティヴ・語られた歴史
著者名 山崎敬一 [ほか] 編 出版社 世織書房 出版年 2016
備考
参考書2 ISBN 9784582474107
書名 マルタン・ゲールの帰還
著者名 ナタリー・Z・ディヴィス 出版社 平凡社 出版年 1985年
備考
備考 授業内で指示します
 
学生へのメッセージ  
予習を重視しますので、文献は必ず読んで授業に出席すること。授業内での討論への参加も重視します。
授業の中の私語・飲食・携帯電話の使用は即刻退席処分とし、以後の履修は認めませんので注意してください。
 
人数制限 ※詳細は「その他・備考」欄を参照してください。  
受講生多数の場合は、下記の優先順位および卒業論文で扱いたい内容により履修制限を行いますので、初回は必ず出席してください。
卒業論文で西洋史分野を扱う歴史学専攻の学生/歴史学専攻の学生/哲学歴史専修過程の学生およびそのほかの教養学部の学生
これらの条件をより多く満たしている学生が優先されます。
 
連絡先(電話番号)  
 
連絡先(メールアドレス)  
 
オフィスアワー  
水曜日 18:00〜19:00
 
連絡先(ホームページ、その他)  
 
関連ホームページ  
 
その他・備考  
履修人数の制限を行う場合がありますので、初回の授業は必ず出席すること。
 
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